Windows 10 または Windows 11 のコマンドプロンプトでコマンドを入力しても、「’***’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」と表示される場合があります。
例えば、中古で購入した一部の PC では、「regedit」や「reagentc」を実行しても認識されないことがあります。
しかし、「reagentc.exe」のように、拡張子を付けて実行するとコマンドを認識します。
この原因は、環境変数「PAHTEXT」から「.EXE」が削除されているためです。
おそらく購入した PC を使用していた方が削除していたのでしょう。
環境変数「PAHTEXT」の内容を確認する
コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
コマンドプロンプトの開き方(管理者として実行):
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き「cmd」と入力し、Shift + Ctrl キーを押しながら Enter を押してください。
set pathext
すると、「PATHEXT=.COM;.BAT;.CMD;.VBS;.VBE;.JS;.JSE;.WSF;.WSH;.MSC」というように、環境変数「PAHTEXT」の内容が表示されます。
上の画像を見ると「.EXE」が表示されていませんね。(故意に削除しています)
この状態で、コマンド「regedit」や「reagentc」を拡張子を付けずに実行すると認識しません。
環境変数「PAHTEXT」の内容をデフォルトに戻す
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「sysdm.cpl」と入力して Enter を押します。
2.システムのプロパティが開きますので、「詳細」タブを開き、下にある「環境変数」ボタンをクリックします。
3.①「PATHEXT」を選択し、②「編集」をクリックします。
4.①「変数値」の内容を削除し、次の変数値をコピーして貼り付けます。
.COM;.EXE;.BAT;.CMD;.VBS;.VBE;.JS;.JSE;.WSF;.WSH;.MSC
5.OK をクリックします。
6.最後に「環境変数」の下の OK をクリックします。
※ここで OK をクリックせずに ×ボタンで終了すると、変更した内容が戻ってしまいます。
7.PC を再起動してください。
既に環境変数「PAHTEXT」の内容が反映されていますので、コマンドプロンプト開いて確認してみましょう。
「regedit」や「reagentc」を拡張子を付けずに実行できるはずです。
コメント(降順)