Windows 11 でファイルの解凍やコピー、削除、移動をすると(している最中に)、動作が重くなることがあります。
多くのユーザーが Windows 11 のエクスプローラーは重いと感じていると思いますが、これには主に 2つの原因があります。
1つ目は、Windows 11 に 搭載されている Windows セキュリティ(Microsoft Defender)です。
Windows セキュリティはデフォルトで有効になっており、お使いの PC をリアルタイムでマルウェアやウイルスから保護しています。
例えば、ファイルをダウンロードしたときや解凍するときも、同時に Windows セキュリティの「ウイルスと脅威の防止」機能が働き、各ファイルをチェックしています。
また、フォルダーを開く際にもチェックをしており、開いたフォルダーの中にウイルスと思われるファイルが存在している場合、自動的に保護機能が働き、ファイルを隔離します。
Windows セキュリティは PC を安全に使用するために必須の機能ですので、決して無効にしてはいけません。
※一部のサードパーティ製のセキュリティソフトをインストールした場合、Windows セキュリティの「ウイルスと脅威の防止」機能は自動で無効になります。
2つ目は、Windows Search サービスです。
Windows Search サービスを簡単に言うと、Windows 内のファイルにインデックスを付けてファイルの検索を速くするためのサービスです。
インデックスを付けるというのは、わかりやすく言うと、本の目次のようなものです。
例えば、「ファイルA は C:¥Windows フォルダーの中のサブフォルダー B の中にあるよ」というように、インデックスを付けておけば何度も一から探さなくて済みますね。
そのため、エクスプローラーでファイルを検索する際に、インデックスがない場合に比べ、検索結果が速く表示されるようになります。
この Windows Search サービスがインデックスを作成する際には、ハードディスク(HDD、SSD)にアクセスをします。
ハードディスクにアクセスするということは、CPU も メモリーも使用することになります。
実際にファイルの解凍やコピー、削除、移動をしているときにタスクマネージャーを見てみると、CPU、特にディスクの使用率が大きく上がっているのが確認できます。
※ファイルの解凍で試してみましたが、Windows Search サービスを無効にした場合、多少解凍速度が速くなることを確認しました。
Windows Search サービスは、エクスプローラーで頻繁にファイルを検索する方以外、必要のないサービスです。
そのため、個人的には無効にしておくことをおすすめします。
Windows Search サービスを無効にする方法
1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力して Enter を押します。
2.サービスが開きますので、「Windows Search」をダブルクリックして開きます。
3.①スタートアップの種類を「無効」にし、②サービスの状態の「停止」をクリックします。
4.③OK をクリックします。
これで Windows Search サービスが無効になりましたので、サービスを閉じておきましょう。
コメント(降順)