MENU

【解決】デスクトップのアイコン表示がおかしい?黒い枠や反映されない問題を修復する方法

Windows を使っていて、デスクトップのアイコンの周りが黒くなったり、変更したはずのアイコンが元に戻ってしまったり…。そんな表示の不具合に悩まされたことはありませんか?

ご安心ください。多くの場合、これは故障ではなく、Windows がアイコンを高速で表示するために使っている「アイコンキャッシュ」という一時ファイルが、古くなってしまったことが原因です。

この記事では、そのアイコンキャッシュの仕組みを分かりやすく解説し、安全にリフレッシュして、アイコンの表示を正常に戻すための簡単な対処法を紹介します。

目次

なぜアイコンの表示はおかしくなる?「アイコンキャッシュ」の仕組み

なぜ、このような表示の不具合が起きるのでしょうか。その原因である「アイコンキャッシュ」の役割を、レストランの厨房に例えてみましょう。

  • アイコンの情報(厨房の食材): あなたが毎日目にするアイコンは、一つ一つがデザインや情報を持っています。
  • アイコンキャッシュ(仕込み済みの食材): Windows は、毎回ゼロからアイコンを表示すると時間がかかるため、よく使うアイコンの情報を「アイコンキャッシュ」という形で、すぐに取り出せる場所に「仕込み済み」の状態で保存しています。

この「仕込み」のおかげで、私たちはデスクトップを高速で表示できます。しかし、何らかの理由でこの仕込み済みの食材(アイコンキャッシュ)が古くなったり、傷んだりすると、間違ったアイコンが表示される、という不具合が発生するのです。

解決策:アイコンキャッシュを削除して再構築する

解決策は非常にシンプルです。古くなった「仕込み済みの食材(アイコンキャッシュ)」を一度すべて捨てて、Windows に新しく作り直させれば良いのです。

※ご安心ください。アイコンキャッシュは、削除しても PC の再起動後に自動で新しく安全に作成されます。

以下の手順で作成する「バッチファイル」を使えば、この一連の作業をワンクリックで安全に行うことができます。

バッチファイルとは?(作成方法)

アイコンキャッシュ削除バッチファイルの作成と実行

【最重要:実行前の注意】 このバッチファイルを実行すると、作業中のファイルは保存されずに、PC が自動で再起動します。 必ず、すべての作業を保存し、アプリケーションを閉じてから実行してください。

1.メモ帳を開き、以下のコードをそのままコピー&ペーストします。

@echo off
taskkill /IM explorer.exe /F
TIMEOUT /T 3
del /A /Q "%localappdata%\IconCache.db"
del /A /F /Q "%localappdata%\Microsoft\Windows\Explorer\iconcache*"
TIMEOUT /T 3
shutdown /r /t 0

2.「ファイル」>「名前を付けて保存」で、ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更し、ファイル名を「アイコンキャッシュ削除.bat」のように、拡張子.batで終わる名前で保存します。

3.保存したファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

4.黒い画面が一瞬表示され、PC が自動的に再起動します。再起動後、アイコンの表示が正常に戻っているか確認してください。

コマンドの意味

バッチファイルに書かれている各コマンドは、以下の処理を行っています。

コマンド処理内容
taskkill /IM explorer.exe /Fデスクトップやタスクバーを管理しているエクスプローラーを強制終了します。(キャッシュファイルを削除するために必要です)
TIMEOUT /T 33秒間、処理を待機します。
del ... IconCache.db1つ目のアイコンキャッシュファイルを削除します。
del ... iconcache*2つ目の種類のアイコンキャッシュファイルをすべて削除します。
shutdown /r /t 0PCを即座に再起動し、新しいアイコンキャッシュを生成させます。
この記事が「役立った!」と思ったら、ぜひSNSでシェアをお願いします。
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

    • 匿名様、コメントありがとうございます。

      最新の情報に更新で表示される場合もありますね。それでも表示されない場合はキャッシュファイルが原因である可能性があります。

コメントする

CAPTCHA


目次