今回は、Windows 11 のアラーム(クロックアプリ)の音を鳴らさず通知のみを表示する方法を紹介します。
ここでは、アラームの音を鳴らさないように(無音に)する簡単な説明と、難しい操作を簡単にするツールを紹介したいと思います。
ここで紹介する方法を利用すれば、決められたアラーム音以外の好きな音声ファイルを鳴らすこともできます。
※Windows 11 のみに対応。
アラームの音を鳴らさず通知のみを表示する方法
Windows 11 のアラームの音声ファイルは次のフォルダーの中にあります。
C:\Windows\Media
このフォルダーの中の Alarm01.wav~Alarm10.wav までのファイルがアラームの音声ファイルです。
アラームの音を鳴らさず通知のみを表示するには無音のファイルを用意する必要があります。
10個のアラームの音声ファイルのうち、使用しない音声ファイルを無音のファイルと入れ替え、それを指定することでアラーム音が鳴らないようにします。
しかし、アラームの音声ファイルは所有者が「TrustedInstaller」となっており、通常の方法ではファイルを変更することはできません。
そのため、アラームの音声ファイルを変更するためにはアクセス許可を得る必要があります。
アクセス許可の方法は当サイトでも紹介していますが、難しい作業になりますので、指定したアラームの音声ファイルのアクセス許可を自動で取得し、ファイルをバックアップしてから無音ファイルに置き換えるツールを作成しました。
アラーム音を無音にするツールのダウンロードと使用方法
ハッシュ値:対象「AlarmNoSound.exe」
SHA256 ハッシュ値:
7db600a8a19060680061eb500656ac8ccfdaae075586c08cac57acc2a2f451f0
1.「AlarmNoSound.zip」をダウンロードして解凍し、中にある「AlarmNoSound.exe」を実行します。
2.「ユーザーアカウント制御」が表示されますので「はい」をクリックします。
3.ツールが起動したら、「C:\Windows\Media」フォルダーにある Alarm01.wav~Alarm10.wav までのファイルのうち、使用しないファイルを「ここにドラッグ&ドロップ」という場所にドラッグ&ドロップします。
4.ファイルをツール上にドラッグ&ドロップすると表示が変わり、ファイル名とアラーム名が表示されます。
- 下にはバックアップ後のファイル名が表示されます。
- 対応していないファイルをドラッグ&ドロップすると「正しいファイルをドラッグ&ドロップしてください」と表示します。
5.「開始」ボタンをクリックするとファイルのアクセス許可を取得し、バックアップと置き換えを実行します。
6.操作が完了すると次の画面が表示されますので、アラームの設定で置き換えたアラーム音に設定すると無音になります。
アラームの追加方法は次のページを参考にしてみてください。
Win10/Win11 「クロック」アプリでアラーム設定 規則正しい生活習慣を身につけよう!
「バックアップファイルが存在しますので置き換えができません。」エラーが出る場合
「バックアップファイルが存在しますので置き換えができません。」というエラーが表示される原因は、既にバックアップファイルが存在するためです。
エラーを出さないようにするには、バックアップファイルをどこかに移動するか、名前を変更する必要があります。
アラーム音を元に戻すには
1.アラーム音を元に戻したい場合は、例えば「Alarm10.wav」を無音にしていた場合、「Alarm10.wav」を削除してからバックアップファイル「Alarm10.wav.bak」の名前を「Alarm10.wav」に変更してください。
2.名前を変更する際に「ファイル アクセス拒否」が表示されますので、「続行」をクリックします。
3.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
4.「名前の変更」で「はい」をクリックします。
5.「ファイル アクセスの拒否」が表示されますので「続行」をクリックします。
6.「ユーザーアカウント制御」が表示されますので「はい」をクリックします。
これでアラーム音は元に戻ります。
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