先日、Windows 回復環境(WinRE)でマウスやキーボードが効かなくなるという深刻な不具合が、帯域外更新プログラム KB5070773(内部的には WinRE 更新として KB5070762 が適用)によって解決されたばかりですが、Microsoft は早くも新しい WinRE 更新プログラム「KB5067040」をリリースしました。
【解決】WinREのマウス・キーボードが動かない問題、KB5070773で修正完了
前回の修正からわずか 8日という異例の速さでのリリースとなります。この背景には何があるのでしょうか?この記事で詳細を解説します。
この新しい WinRE 更新プログラム(KB5067040)は、2025年10月28日にリリースされた最新の累積更新プログラム(KB5067036)や、それ以降(以前)の Windows Update と同時に、自動的にインストールされます。
ユーザーが個別にダウンロードして適用する必要はなく、Windows Update を実行すれば、PC 本体の OS と同時に、回復環境(winre.wim)も更新される仕組みです。
追記:その後の検証により、KB5067040 がリリースされた日よりも前にリリースされた更新プログラムを Windows Update からインストールしても、KB5067040 がインストールされないことを確認しました。
つまり、KB5067040 のリリースが 2025年10月28日なので、その日にリリースされた累積更新プログラム KB5067036 以降の更新プログラムと同時にインストールされるということになります。
考察:なぜ僅か 8日で新バージョンがリリースされたのか?
前回の WinRE 更新(KB5070762、ビルド.6901)が 2025年10月20日にリリースされたばかりで、なぜ Microsoft はこれほど早く次の更新(KB5067040)をリリースしたのでしょうか。
公式には、その理由は発表されていません。
しかし、これほどの短期間での更新は、前回の KB5070762 に何らかの対処すべき問題が残っていた可能性を強く示唆しています。
KB5070762 は WinRE の USB問題を修正するためのものでしたが、もしかすると、一部のハードウェア構成では問題が解決しなかったり、あるいは別の新たな不具合を WinRE 内に引き起こしてしまったりしたのかもしれません。(これらは筆者の推測です)
今回の KB5067040 は、KB5070762 の適用によって発生した別の新たな不具合に対処するためにリリースされたのではないか、と筆者は推測しています。
更新内容:USB関連ドライバーも引き続き更新
筆者が KB5067040 のパッケージ内容を分析したところ、前回の KB5070762 と同様に、USB関連のドライバー(問題の根本原因であったUSBHUB3.SYSを含む)が新しいバージョンに更新されていることを確認しました。
Microsoft が引き続き USB 関連ドライバーに手を入れていることからも、この問題がいかに根深く、システム全体に影響を与えていたかがうかがえます。
まとめ
Windows 11(24H2/25H2)をお使いの方は、Windows Update で最新の累積更新プログラム(KB5067036など)を適用する際に、WinRE のバージョンも併せて更新されているか確認しておくと良いでしょう。
Windows RE イメージのバージョンを確認する方法と簡単に確認できるツール
KB5067040 が適用されると、WinRE のバージョンが10.0.26100.7014に更新されているはずです。
この新しい更新で、一連の WinRE 問題が本当に「完全解決」となることを期待したいですね。 皆様の環境で、KB5067040 適用後の WinRE バージョンがどうなったか、何か変化があれば、ぜひコメント欄で情報共有をお願いいたします。
