Windows 11 を使用している環境で、先月(2023/10)あたりからキーボード入力の不具合が複数報告されています。
入力の不具合が出るのは日本語 IME を使用しているときであり、且メモ帳などではなくブラウザーに入力するときです。
対象のブラウザー:
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Google Chrome
日本語 IME キーボード入力の不具合&対処法
次はフィードバック Hub などで報告されている不具合の一部です。
- 半角/全角キーを押すとひらがなが出るようになる
- 勝手にアルファベットに変換される
- 入力したキーと別のキーが入力される
- キーボードが反応しなくなる
筆者の環境でも Windows 11 22H2 の更新プログラム「KB5031354」(2023/10)あたりから「半角/全角キーを押すとひらがなが出るようになる」不具合を確認しています。
この不具合の原因は現在わかっていませんが、セキュリティソフト「ESET」のサポート情報に「本現象は、セキュアーブラウザー機能のキーボード保護を無効にすることで解消されることを確認しています。」とありました。
ESET側では 2023/11/10(金)から症状が出ているとのことでしたが、筆者は 「KB5031354」のインストール後に確認しています。
どちらかというと、筆者は日本語 IME に原因があるように思います。
今回は ESETインターネットセキュリティのセキュアーブラウザー機能のキーボード保護を無効にする方法と以前のバージョンの Microsoft IME を使う方法を紹介しますので参考にしてみてください。
※個人的には安全のため、キーボード保護を無効にするよりも以前のバージョンの Microsoft IME を使うことをおすすめします。
ESETインターネットセキュリティのセキュアーブラウザー機能のキーボード保護を無効にする
1.タスクトレイの ESET のアイコンをクリックします。
2.左側にある「設定」をクリックします。
3.右下の「詳細設定」をクリックします。
4.左側の「保護」をクリックします。
5.左側の「ブラウザーの保護」をクリックし、右側の「キーボード保護」をオフにして OK をクリックします。
6.ユーザーアカウント制御の画面が出ますので、「はい」をクリックします。
以前のバージョンの Microsoft IME を使う
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
ms-settings:regionlanguage-jpnime
2.Microsoft IME の設定が開きますので、「全般」をクリックします。
3.下にスクロールしていくと、「互換性」の下に「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」がありますので「オン」にします。
4.IME バージョンの変更の確認画面が表示されますので、OK をクリックします。
これで以前のバージョンの Microsoft IME に変更されましたので、不具合が解決したかを確認してみましょう。
半角/全角キーを押したときに画面中央に通知が表示されますが、通知を表示したくない場合はタスクトレイの「A」または「あ」の上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。
Microsoft IME の設定が開きますので、IME 入力モード切替の通知にある「画面中央に表示する」のチェックを外して OK をクリックします。
これで半角/全角キーを押したときに画面中央に通知が表示されなくなります。
コメント(降順)
私の場合はGoogle日本語入力をインストールしてパソコンを使用しています。この場合は、Microsoft IMEが仮に不具合起こしていても影響受けないのではないかと思うのですがどうでしょうか?
Google日本語入力も不具合起こした場合は別でしょうけど両方同時に不具合起こすとはタイミング的に考えにくいです。
siden様、コメントありがとうございます。
Microsoft IME を使用していなければ今回の不具合の影響は受けないと思います。