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Win11 23H2 のエクスプローラーにはメモリリークのバグが存在する

Windows 11 23H2 バージョン のエクスプローラーにはメモリリーク(メモリーが解放されず、プログラムが使用できるメモリー容量が徐々に減少していく)のバグが存在します。

通常は、フォルダーを閉じてからしばらくするとメモリーが解放されて使用量が少なくなるのですが、Windows 11 バージョン 23H2(2024/10/22 リリースの KB5044380 をインストール済み)では解放されず、フォルダーを開くたびにメモリー使用量が増えます。

タスクマネージャー

実際にご自分の環境でバグが存在するかをタスクマネージャーを開いて確認してみてください。

エクスプローラーのメモリリークのバグは以前から存在しており、更新プログラムにより解決されることもあります。

しかし、2024/10/22 リリースの KB5044380 をインストール済みの環境で確認したところ、バグが再発していました。

※KB5044380 をインストールしてからエクスプローラーの動作が重いとは感じていました。

ちなみに、Windows 11 バージョン 24H2 の最新バージョンでは、フォルダーを閉じた後しばらくすると解放されていました。

Microsoft の公式サイトにはこの問題についての記述はありませんので、認識をしていないのかもしれません。

特に新しいウィンドウで何度もフォルダーを開く操作を行う環境ではメモリーを大量に消費してしまいますので、PC 全体の動作が遅くなることがあります。

エクスプローラーのバグですので、システムファイルの修復では解決できません。

この問題を解決するには、一時的な解決法ですが、エクスプローラーを再起動することです。

簡単なのは、一度サインアウトをすることです。

サインアウトをすればエクスプローラーはすべて閉じるので、メモリーも解放されます。

サインアウトせずにエクスプローラーを再起動するショートカットを作成することも可能ですので、必要な方はお試しください。

Win10/Win11 タスクバーに「エクスプローラーの再起動」を追加

2024/11/09:

更新プログラム KB5044380 をアンインストールしても改善されないことを確認しましたので、もう少し前の更新プログラムによるバグだと思います。

また、メモリーが解放されないバグだけでなく、例えば、「explorer」コマンドを使用して新しいプロセスでエクスプローラーを開き、それを閉じてもプロセスが終了しないというバグも確認できました。

タスクマネージャー

通常は、エクスプローラーを閉じた後、しばらく経てば使用されないプロセスは自動的に終了されます。

しかし、このバグが存在する環境では、いつまで経っても終了されることはありません。

メモリーも解放されず、使用されないエクスプローラーのプロセスも終了されないため、メモリーを大量に消費することになってしまします。

その結果、メモリー容量の少ない環境ではメモリー不足によるスワップが発生し、PC 全体の動作が遅くなる可能性があります。

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