Windows 10 と Windows 11では、タスクマネージャーを使用して、個々のプロセスの優先度を変更することができます。
優先度を変更することで、CPU やシステムリソースの割り当てに影響を与え、パフォーマンスを調整することができます。
今回は、プロセスの優先度を変更する方法と、どんな効果あるのかを紹介します。
プロセスの優先度を変更する方法
1.スタートボタンを右クリック>「タスクマネージャー」をクリックします。
2.タスクマネージャーが開いたら、「詳細」タブを開きます。
3.優先度を変更したいプロセスの上で右クリック>「優先度の設定」にマウスカーソルを持っていきます。
4.すると、メニューが表示され、現在の優先度が確認できます。
5.ここで好きな優先度を選択すると、「~ 優先度を変更しますか?」というダイアログが表示されますので、「優先度の変更」をクリックすると変更が反映されます。
※プロセスによっては、アクセスが拒否されることがあります。
プロセスの優先度を変更することで、どんな効果があるのか?
一般的にシステムがビジー状態(応答なしの状態)の場合、または複数の大きなプログラムを同時に動かしている場合、Windows は優先度の高いものから処理をしていきます。
例えば、動画編集をしながらブラウザーで調べ物をしている場合、動画編集ソフトの優先度を高めに設定することで、動画編集ソフトをより快適に利用することができます。
逆に、バックグラウンドで動いているプロセスの優先度を低めに設定しておくと、アクティブなプロセスの動作がスムーズになる場合があります。
実際にプロセスの優先度を変更して効果があった例は、WEBページを見ながら動画再生のプレイヤーを使用して動画を見ている際に、動画がカクカクして動かなくなったときです。
動画再生のプレイヤーの優先度を「高」に設定すると、スムーズに見れるようになりました。
ただし、以下の点に注意する必要があります。
- 高優先度のプロセスを多く設定しすぎると、他のプロセスのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 一部のプロセスは、システムによって優先度が固定されており、変更できない場合があります。
- プロセスの優先度を変更することは、システム全体のパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、注意して行ってください。
プロセスの優先度の設定で CPU の負荷や使用率が変わる?
プロセスの優先度の設定で CPU の負荷や使用率は変わりません。
「設定した優先度が高いものから先に処理しますよ」というだけで、CPU 自体に影響はありません。
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