一部の方は、Windows 10 または Windows 11 で画面上の文字、アイコンやウィンドウが小さく、拡大縮小とレイアウトで 100% から 125% などに変更したことがあるかと思います。
しかし、Windows 自体の表示は大きくなり、文字も見やすくなったが、一部のアプリケーションのウィンドウは大きくなる代わりに全体がぼやけてしまうということがあります。
例えると、画像を引き延ばして拡大したような感じになるとこがあります。
今回は、拡大縮小とレイアウトを変更するとぼやけてしまう場合の解決法を紹介します。
実際の症状
デスクトップの何もない所で右クリック>「ディスプレイの設定」をクリックします。
「拡大縮小とレイアウト」でサイズを変更します。

ここで例えば 125% に変更すると、画像を引き延ばしたように拡大され、アプリケーションがぼやけてしまいます。

拡大縮小とレイアウトを変更するとぼやけてしまう場合の解決法
Windows 10 の場合、ディスプレイの設定で「表示スケールの詳細設定」をクリックします。

Windows 11 の場合、次の画像の〇で囲った部分をクリックします。

ここからの操作方法はほとんど同じなので、Windows 11 の画面で説明します。
設定したいのは 125% なので、「カスタム スケーリング」に「125」と入力します。

右側のチェックボタンをクリックします。(Win10 は適用ボタン)

すると、「今すぐサインアウトする」という文字が出てきますので、クリックしてサインアウトします。

サインインしたら、アプリケーションを開いてみましょう。

アプリケーションは、100% の大きさに戻り、ぼやけが解消されます。
Win10/Win11 解決!カスタム スケーリングの変更後「拡大/縮小」が選択できない
何故拡大縮小とレイアウトを変更するとぼやけてしまうのか
アプリケーションを作成をする際に、高 DPI に対応するように設計をしていないためです。
現在多くのアプリケーションは高 DPI に対応していますが、一部の古いアプリケーションなどは高 DPI に対応していないため、拡大縮小とレイアウトを変更するとぼやけてしまうのです。
当サイトの自作ソフトも、今までに作成したものは高 DPI 対応していません。
今後は対応していこうと思います。
カスタム スケーリングを変更したくない場合
カスタム スケーリングを変更したくない場合、アプリケーションごとに設定することが出来ます。
ぼやけを解消したいアプリケーションを右クリック>「プロパティ」をクリックして開きます。
互換性タブを開き、下にある「高 DPI 設定の変更」をクリックします。

「高 DPI スケール設定の上書き」にある「高い DPI スケールの動作を上書きします。」の横にチェックを入れます。
チェックを入れると「拡大縮小の実行元:」が選択できるようになりますので、「アプリケーション」を選択して OK をクリックします。

これで、次回アプリケーションを実行するとぼやけが解消されます。
コメント(降順)
はじめまして。Windows11で通常のブラウザの文字はくっきりいているのに、ゲームアプリ内の文字だけがぼやけて困っていました。この記事を読んで、一発で解決しました!
ありがとうございました(^^♪
星ゆう様、コメントありがとうございます。
お役に立ててよかったです。