Windows 10 または Windows 11 を使用していて、特定のフォルダーを定期的にバックアップしている方もいるかと思います。
ここでは、Windows の機能を利用して毎日指定したフォルダーを指定した時間に自動でバックアップする方法を紹介します。
毎日指定したフォルダーを、指定した時間に自動でバックアップする方法
自動バックアップを定期的に実行するために Windows の機能「タスクスケジューラ」でタスクを作成し、「robocopy」でファイルのコピーを行います。
「robocopy」の詳細は MicroSoft のページをご覧ください。
基本タスクの作成
1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「taskschd.msc」と入力して OK をクリックします。
2.タスクスケジューラが開きますので、右側にある「基本タスクの作成」をクリックします。
3.「名前」に「自動バックアップ」など分かりやすい名前を付けます。
4.「説明」には、具体的にどんなことをするかを入力しておくといいでしょう。
5.「タスクトリガー」は、毎日バックアップを行うので、「毎日」にチェックし、次へ進みます。
6.①時間を設定します。(ここでは 23時)
7.②間隔は「1日」に設定し、次へ。
8.「プログラムの開始」を選択して次へ。
9.①「プログラム/スクリプト」に「robocopy」と入力。
10.②「因数の追加(オプション)」に「”コピー元”半角スペース”コピー先”半角スペース/e」を入力します。
/e オプションを付けることで、コピー元の空のサブディレクトリもコピーの対象となります。
例:”C:\Users\test2\Desktop\テスト” フォルダーの中身すべてを “F:\毎日バックアップ” フォルダーの中にコピーします。
"C:\Users\test2\Desktop\テスト" "F:\毎日バックアップ" /e
※「robocopy」でコピーをすると、コピー先に既に同じファイル名が存在する場合は上書きされます。
「テスト」フォルダーごとコピーしたい場合、次のようにコピー先と同じフォルダー名を追加入力します。
"C:\Users\test2\Desktop\テスト" "F:\毎日バックアップ\テスト" /e
11.次へ進むと最後の確認画面が表示されますので、確認して「完了」をクリックします。
これでタスクが追加されましたので、毎日 23時に自動的にバックアップが実行されるようになります。
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