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Windows 11 バージョン 23H2 へのアップデートが失敗する場合の解決法

Windows 11 バージョン 23H2 へのアップデートが提供開始されていますが、一部の環境で「0x80070001」や「0x80070002」などのエラーが発生し、アップデートに失敗しているケースが報告されています。

※既にサポートが終了したバージョンや Windows 11 の最小要件を満たしていない PC の場合、Windows Update を通してアップデートすることはできません。

目次

Windows Update の更新履歴を削除する

1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。

services.msc

2.サービスが開きますので、下にスクロールしていくと「Windows Update」がありますので、ダブルクリックして開きます。

3.スタートアップの種類を「無効」にし、停止をクリック > OK をクリックします。

4.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開、次のコードを入力して Enter を押します。

%windir%\SoftwareDistribution\DataStore

※%windir% とは、「OS のインストールされているドライブ¥Windows」フォルダーを表しています。

5.DataStore フォルダーが開きますので、中にあるフォルダーとファイルをすべて削除します。

6.削除する際に管理権限を求められる場合がありますので、「続行」をクリックします。

7.DataStore フォルダーを閉じ、サービスに戻ります。

8.「Windows Update」をダブルクリックして開き、スタートアップの種類を元の「自動(遅延開始)」に変更し、「適用」をクリックします。

9.「開始」ボタンが有効になりますので、サービスを開始して OK をクリックします。

以上で Windows Update の更新履歴の削除は完了です。

この状態で Windows 11 バージョン 23H2 へのアップデートを行ってみてください。

Windows Update コンポーネントをリセットする

上記で解決できない場合は、Windows Update コンポーネントのリセットのリセットをしてから更新してみてください。

バッチファイルを作成しましたので、コードをコピーしてテキストファイルに貼り付け、拡張子を「.bat」に変更して保存してください。(文字コードを「ANSI」に指定しないと文字化けして正しく動作しません

バッチファイルとは?

Windows Update コンポーネントをリセットするバッチファイルの内容

@echo off

set /p a=Windows Update コンポーネントのリセットを開始するには y を 終了する場合は n を入力して Enter を押してください:
if /i "%a%"=="n" exit
if /i "%a%"=="y" goto :1
cls&%0

:1
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptSvc
net stop msiserver

Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
Ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old

net start wuauserv
net start bits
net start cryptSvc
net start msiserver

echo ====================================================================================
echo.
echo Windows Update コンポーネントのリセットが完了しました。Enter を押して終了します。
pause

バッチファイルのダウンロード

バッチファイルの作成が苦手な方は、ここからダウンロードしてください。

ハッシュ値:対象ファイル「Windows Update コンポーネントのリセット.zip」

SHA256 ハッシュ値:
549b9ebc5728709874ef63d14c04f7a947344025889e99ec7b8dd9f5e346e63e

Windows Update コンポーネントのリセット.zip

ダウンロードが完了したら「Windows Update コンポーネントのリセット.zip」を解凍してください。

バッチファイルの実行方法

1.バッチファイル「Windows Update コンポーネントのリセット.bat」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

2.ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックします。

3.リセットの開始をするには「y」を入力して Enter を押します。

コマンドの実行が開始し、数十秒で終了します。

4.「Windows Update コンポーネントのリセットが完了しました。Enter を押して終了します。」と表示されたら Enter を押してコマンドプロンプトを閉じます。

これで Windows Update コンポーネントのリセットが完了しましたので、再度 Windows 11 バージョン 23H2 へのアップデートを行ってみてください。

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