今回は、NVIDIA のグラフィックボードを使用している環境で Epic Games のフォートナイト(Fortnite)の起動時に「グラフィックドライバーの既知の問題」(D3D12)が出る原因と解決法を紹介します。
警告の内容:
「インストールされているNVIDIAのグラフィックドライバーのバージョンにはD3D12の既知の問題があります。最新のドライバーをインストールするか、他のレンダリングAPIに変更してください。」
フォートナイトの起動時に「グラフィックドライバーの既知の問題」(D3D12)が出る原因と解決法
原因
フォートナイトの起動時に「グラフィックドライバーの既知の問題」(D3D12)が出る原因は、インストールしている NVIDIA のグラフィックドライバーのバージョンに既知の問題が含まれており、且フォートナイトのディスプレイの設定にある「レンダリングモード」を「DirectX 12」に設定しているためです。
「グラフィックドライバーの既知の問題」の警告画面で「No」ボタン、または ✕ボタンで終了すると次のエラーが出てフォートナイトは起動しません。
「Out of video memory trying to allocate a rendering resource. Make sure your video card has the minimum required memory, try lowering the resolution and/or closing other applications that are running. Exiting…」
「レンダリング リソースを割り当てようとしているビデオ メモリが不足しています。ビデオ カードに最低限必要なメモリがあることを確認し、解像度を下げるか、実行中の他のアプリケーションを閉じてみてください。終了しています…」(Google 翻訳)
解決法1
NVIDIA のグラフィックドライバーのバージョンを「527.27」以上に更新することでエラーなく起動できるようになります。
しかし、バージョン「527.27」以上にすると別の問題が発生する環境で、ドライバーのバージョンを変更したくない場合は「解決法2」を実行してください。
解決法2
ドライバーのバージョンを変更したくない場合は、「レンダリングモード」を「DirectX 12」から「DirectX 11」に変更することで解決できます。
しかし、フォートナイトは起動できないのでディスプレイの設定からは変更することはできません。
フォートナイトには各設定を保存しているファイルが存在します。
その設定ファイルを開き、内容を変更することでディスプレイの設定から「レンダリングモード」を変更した時と同じように設定を変更することができます。
フォートナイトの設定ファイルの場所と編集方法
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
%localappdata%\FortniteGame\Saved\Config\WindowsClient
2.フォートナイトの設定ファイルの場所(フォルダー)が開きますので、「GameUserSettings.ini」というファイルをダブルクリックで開いてください。
3.設定ファイルが開いたら、[D3DRHIPreference] という項目を探してください。(筆者の環境では一番下にありました)
4.[D3DRHIPreference] の下にある「PreferredRHI=dx12」の「dx12」を「dx11」に変更して上書き保存してください。
これで設定は完了し、「レンダリングモード」は「DirectX 11」に変更されましたので、フォートナイトを起動してみてください。
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