Windows 11 バージョン 23H2 から 24H2 へ更新した後、一部のゲームのフレームレートが不安定になる可能性があります。
フレームレートが安定しない場合、ゲームの動作が重く感じられたり、画面がカクカクするなどの症状が出てきます。
これは、以前 Windows 11 バージョン 21H2 から 22H2 へ更新したときにも発生した不具合です。
この原因の 1つは、一部の環境で「ウィンドウ ゲームの最適化」が勝手に「オン」に設定されてしまったためです。
ウィンドウゲームの最適化は、ウィンドウまたは境界線のないウィンドウに表示される DirectX 10 および DirectX 11 ゲームの新しいプレゼンテーション モデルを使用して、PC 上のゲームを改善します。
※自動 HDR をオンにすると、ウィンドウゲームの最適化が自動的にオンになります。 ウィンドウゲームの最適化をオフにする場合は、最初に自動HDRをオフにする必要があります。
Microsoft
簡単に言うと、「ウィンドウ ゲームの最適化」は、ウインドウゲームのパフォーマンスを上げるための機能です。
しかし、この機能が原因で一部のゲームの動作が不安定になることがあります。
検証をしてみたのですが、筆者の環境では、Windows Update の画面から更新を行った場合は「ウィンドウ ゲームの最適化」は勝手に「オン」にはなりませんでした。
しかし、Windows 11 バージョン 24H2 のクリーンインストールを行った場合は、デフォルトで「オン」に設定されていました。
「ウィンドウ ゲームの最適化」を「オフ」する方法
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
※詳細グラフィック オプションをサポートするデバイスでのみ利用可能
ms-settings:display-advancedgraphics
2.「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」が開きますので、「ウィンドウ ゲームの最適化」を「オフ」に設定します。
3.設定を反映させるために PC を再起動します。
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