Windows 11 に更新したら、タスクバーの右クリックメニューが「タスクバーの設定」しか表示されなくなりました。
Windows 10 では出来た、タスクバーへのドラッグ&ドロップでのピン留めも出来なくなりました。
このタスクバーの右クリックメニューと、タスクバーへのドラッグ&ドロップ機能を復活させる方法があります。
機能を復活させることによる副作用もありますので、しっかり説明を読み、興味のある方のみ試してみてください。
副作用がありますので予めご了承ください。
- スタートメニューなどが中央から左側に移動しますが、スタートメニューが反応しなくなります。
- タスクバー右側の日付、時計が表示されなくなります。
スタートメニューが反応せず、再起動など選択できませんので、試したい方は説明を読み、手順通りに行ってください。
復活させた際の右クリックメニュー
「タスクバーの設定」だけだった右クリックメニューが次のようなメニューに変わります。

タスクバーへのドラッグ&ドロップも可能になります。

タスクバーの右クリックメニュー、ドラッグ&ドロップ機能を復活させる方法
まず初めに必ずタスクマネージャーを開いておきます。
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
- レジストリエディタの開き方及びバックアップ方法
- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
Windowsキー+R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「regedit」と入力して Enter を押します。
レジストリエディタが開いたら、次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell\Update\Packages
「Packages」キーを選択した状態で、右側の何もない所で右クリック>新規>「DWORD (32 ビット) 値(D)」をクリックします。

作成された「新しい値 #1」の名前を「UndockingDisabled」に変更します。
「UndockingDisabled」を右クリックし、「修正」をクリックします。

値のデータを「1」に変更して OK をクリックします。

レジストリエディタはそのままにし、閉じないようにしてください。
タスクマネージャーのプロセスタブにある「エクスプローラー」を右クリック>再起動をクリックします。

すると、エクスプローラーが再起動されます。
エクスプローラーが起動してから少し時間がかかりますが、アイコンが表示されてきます。
これで右クリックメニューとドラッグ&ドロップ機能が復活しました。
元に戻す場合は、作成した値「UndockingDisabled」を削除し、タスクマネージャーで再度エクスプローラーの再起動をしてください。
右クリックメニューは分かりませんが、タスクバーへのドラッグ&ドロップ機能は、こちらの記事で紹介したように復活する予定です。
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