今回は、Windows 11 にインストールしたソフトウェアのアンインストール時にエラーコード 2502、2503 が表示されてアンインストールできない場合の解決法を紹介します。
※インストールができない場合も同じ方法でインストールできるようになります。
このエラーは、msiexec.exe(Windows® インストーラー)を使用したアンインストールの際に表示されます。
例えば、「MuseScore 4」というソフトウェアをアンインストールしようとすると途中でエラーが表示されアンインストールができません。
エラーコード 2502、2503 が表示されてアンインストールできない原因と解決法
原因
ソフトウェアのアンインストール時にエラーコード 2502、2503 が表示される原因は、msiexec.exe(Windows® インストーラー)がアクセスしようとしているファイルにアクセスする権限がないためです。
解決法
1.まずソフトウェアのアンインストールを行い、エラーの画面を表示します。
2.タスクマネージャーを開き、「プロセス」タブで「Windows® インストーラー」を探してください。
見つかったら「Windows® インストーラー」の上で右クリック>「詳細の表示」をクリックします。
3.すると、「詳細」タブが開き、「msiexec.exe」が選択された状態になります。
ここで「コマンドライン」を確認します。
4.デフォルトではコマンドラインが表示されていないので、「名前」の上で右クリック>「列の選択」をクリックします。
5.「列の選択」が表示されたら下にスクロールし、「コマンドライン」にチェックをして OK をクリックします。
6.「コマンドライン」が表示されたのを確認したら「msiexec.exe」を選択した状態でキーボードの Ctrl + C を押します。(コピー)
7.メモ帳を開き、キーボードの Ctrl + V を押します。(貼り付け)
8.すると、次のように名前やコマンドライン等が貼り付けられますので、赤枠の部分だけをコピーしてください。
※ここでエラー画面はすべて閉じてください。
9.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、コマンドを貼り付けます。
10.キーボードの Ctrl + Shift を押しながら Enter を押してください。
11.「ユーザーアカウント制御」が表示されますので「はい」をクリックします。
すると、エラーコード 2502、2503 は表示されずにアンインストールが実行されます。
msiexec.exe(Windows® インストーラー)自体を管理者として実行することにより、アクセスできなかったファイルにアクセスできるようになり、エラーが出ずにアンインストールできるようになります。
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