Windows 11 の「ペイント」は最近更新され、ダークモードの対応やツールバーなどの最適化が行われました。
しかし、この更新後にフォントに関する不具合?が起きています。

今回は、最近更新された「ペイント」のフォントに関する不具合と一時的な対処法を紹介します。
ここで紹介する方法を実行すると、フォントや文字の大きさは自動で変更されなくなり、少しの手間をかけることで正常に入力することができるようになります。
「ペイント」フォントに関する不具合&一時的な対処法
症状と原因
まずフォント、文字の大きさを変更します。
次に文字を入力しようとすると、必ず「Yu Gothic UI」に変更されてしまいます。
そのままひらがな(全角文字)を入力すると、文字の大きさが必ず「10.5」に変更されます。
この不具合の原因は「ペイント」自体の設計にあります。
ペイントは日本語や各国にも対応していますが、検証した結果、英語の環境で使用するように設計されているようです。
2023/12/14:
ペイントのフォントや色の問題が最新のバージョンで解決されたことを確認しました。
Win11 ようやく解決! ペイントアプリのフォントや色の問題
2023/12/18:
新バージョンの新たなバグと既知の問題の対処法。
Win11 新バージョンのペイントアプリの問題点と一時的な対処法
一時的な対処法
ペイントは閉じておいてください。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
ms-settings:regionlanguage-setdisplaylanguage
2.「言語と地域」が表示されますので、「言語の追加」をクリックします。
3.「インストールする言語を選択してください」と表示されますので、「English(United States)」を選択し、「次へ」をクリックします。
4.「言語パック」のみにチェックを入れ、「インストール」をクリックします。
インストールが完了するまでお待ちください。
5.インストールが完了したら、「英語(米国)」をクリックしたまま離さず「日本語」の上に持っていきます。
※「英語(米国)」を一番上にします。
これで優先する言語が「英語(米国)」になりました。
優先する言語を「英語(米国)」にしているので、他のアプリが英語で表示されるかもしれません。その際は「日本語」を優先にしてください。
「日本語を」一番上にするだけなので簡単ですね。
指定したフォント、文字の大きさで入力する
ペイントを開いてください。(メニューの表示が英語に変わっています)
この時点で文字を入力する状態にしても「Yu Gothic UI」に変更されなくなります。
そのまま半角の文字を入力すると、指定したフォント、文字の大きさで入力できます。
しかし、全角文字を入力するとフォントや文字の大きさは変更されませんが、入力した文字は「Yu Gothic UI」の「10.5」で入力されます。
これを指定したフォント、大きさに一瞬で変更するために、キーボードの Ctrl + A(すべて選択)を押します。
すると、入力した文字が指定したフォント、大きさに変更されます。
実際に入力している動画をご覧ください。
今回の方法は、ペイントのバージョン「11.2304.33.0」での対処法です。
一時的な対処法ですので、今後の Microsoft の更新に期待しましょう。
2023/09/13:
フォントの問題は一時的に対処できますが、色の問題が存在します。
特にダークモードにした場合に全角文字を入力すると入力した文字が見えなくなりますので、文字入力の際に先ず初めの一文字を半角で入力すると正常な状態になります。
2023/09/17 Windows 11 の ISO ファイルから古いバージョンを取り出しインストール
いろいろと試した結果、旧バージョンのペイントに戻すことに成功しました。
旧バージョンのペイントは非正規のサイトから入手するのではなく、Microsoft の公式サイトから入手します。
この方法を行うことでペイントのバージョンを「11.2201.22.0」に戻すことが可能です。
バージョン「11.2201.22.0」で現在確認されている不具合をお読みになってから実行してください。
初心者の方には難しい作業になりますが、手順通り行えば問題ないと思いますので、お困りの方はお試しください。
1.Microsoft Store のアプリの自動更新を無効化|手動での更新方法を参考にアプリの自動更新を無効化してください。
2.次のページを開き、Window 11 用の「mediacreationtool.exe」をダウンロードして実行します。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
※「Windows 11 のインストール メディアを作成する」の下にある「今すぐダウンロード」をクリックします。
3「.ユーザーアカウント制御」が表示されますので、「はい」をクリックします。
4.「適用される通知とライセンス条項」が表示されますので、「同意する」をクリックします。
5.「言語とエディションの選択」が表示されますので、そのまま「次へ」をクリックします。
6.「使用するメディアを選んでください」で「ISO ファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
7.保存場所を選択し、「保存」をクリックします。
2023/11/01 時点での Windows 11(23H2) の ISO ファイルにはペイントのバージョン「11.2201.22.0」が存在します。今後の更新でファイルの入れ替えがされると予想します。なるべく早めに ISO ファイルをダウンロードして保存しておきましょう。
8.Windows 11 の ISO ファイルのダウンロードが始まりますので、その間に 7-zip をダウンロードしてインストールしておきます。
https://7-zip.opensource.jp/download.html
※通常は「64ビット Windows x64」
9.隠しファイルの表示方法を参考に、隠しファイルを表示しておいてください。
10.Windows 11 の ISO ファイルのダウンロードが完了したら、「完了」をクリックして「mediacreationtool.exe」を終了しておきます。
11.次のフォルダーを開きます。
C:\Program Files
12.「WindowsApps」フォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。
13.「WindowsApps のプロパティ」が開きますので、セキュリティタブを開き、「詳細設定」をクリックします。
14.「WindowsApps のセキュリティの詳細設定」が開きますので、所有者の右側にある「変更」をクリックします。
15.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。
16.「ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)」が表示されますので、「検索」をクリックします。
17.すると、検索結果にたくさんの名前が表示されますので、現在サインインしているユーザー名を選択して OK をクリックします。
18.「選択するオブジェクト名を入力してください」にユーザー名が表示されていることを確認したら、OK をクリックします。
19.所有者が現在サインインしているユーザーに変更されているのを確認したら、何もチェックせずに OK をクリックします。
20.「WindowsApps のプロパティ」に戻りますので、もう一度「詳細設定」をクリックします。
21.「WindowsApps のセキュリティの詳細設定」が開きますので、「アクセス許可の変更」をクリックします。
22.すると、「追加」ボタンに変わりますのでクリックします。
23.「WindowsApps のアクセス許可エントリ」が開きますので、「プリンシパルの選択」をクリックします。
24.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、15~18 の操作をしてください。
25.すると、「基本アクセス許可」が表示されますので、「フルコントロールにチェックを入れ、OK をクリックします。
26.追加したユーザーを選択し、何もチェックを入れずに OK をクリックします。
27.「セキュリティの適用エラー」が表示されたら、すべて「続行」をクリックします。
※「続行」をクリックするよりも、Enter の押しっぱなしの方が楽です。ただ、押し過ぎると何かのフォルダーやファイルを開いてしまう場合があります。
28.もしも「Windows セキュリティ」が表示されたら、OK をクリックします。
29.「WindowsApps のセキュリティの詳細設定」と「WindowsApps のプロパティ」を × ボタンで終了してください。
これで「WindowsApps」フォルダーにアクセスすることができるようになりました。
30.先ほどダウンロードした Windows 11 の ISO ファイルの上で右クリック>その他のオプションを確認>7-Zip>「開く」をクリックします。


31.「sources」フォルダーを開きます。
32.サイズの一番大きいファイル「install.esd」をダブルクリックで開きます。
33.「1」,「2」,「3」などのフォルダーが並んでいますので、お使いの Windows 11 のバージョンに合ったフォルダーを開いてください。
1 = Windows 11 Home
3 = Windows 11 Pro
34.フォルダーを開いたら、「Program Files」>「WindowsApps」と開いていきます。
35.「WindowsApps」フォルダーの中に「Microsoft.Paint_11.2201.22.***」というフォルダーが 5つありますので、Ctrl キーを押しながら選択し、選択した 5つのファイルを左クリックし離さず、「C:\Program Files\WindowsApps」フォルダーの中の何もない所に持っていき、左クリックを離します。
これで古いバージョンのペイントはコピーされました。
36.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「ms-settings:appsfeatures-app」と入力して Enter を押します。
37.「インストールされているアプリ」が開きますので、ペイントをアンインストールしてください。
38.スタートボタンの上で右クリックし、「ターミナル(管理者)」をクリックします。
ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。
39.次のコマンドをコピーしてターミナルの上で右クリックをすると貼り付けられますので、Enter を押します。
Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.Paint_11.2201.22.0_x64__8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml" -disabledevelopmentmod
これでペイントのバージョン「11.2201.22.0」のインストールは完了しました。
ペイントを開いて確認してみてください。(英語表示になります)
2023/09/18:
日本語表示にしたい場合は、ペイントを閉じた状態で次のコマンドをコピーしてターミナルに貼り付け実行してください。
Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.Paint_11.2201.22.0_neutral_split.language-ja_8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml" -disabledevelopmentmod
さらに、PC を再起動をするとペイントが起動できなくなる問題を解決するために必要な、レジストリ値の編集を自動で行う次のツールをダウンロードして実行してください。
Paint_11.2201.22.0.exe.zip(Windows 11 以外では使用しないでください)
事前に次のキーをバックアップしておきましょう。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\RestrictedServices\AppIso\FirewallRules
ダウンロードしたら解凍し、中にある「Paint_11.2201.22.0.exe」を実行します。
ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。


確認が表示されますので、レジストリキーのバックアップが済んでいれば「はい」をクリックします。


編集が終わったら PC を一度再起動し、ペイントを開いてみてください。


※通常はスタートメニューに登録されています。




もしもペイントの起動時にエラーが出て起動できない場合は、一度ペイントを最新バージョンに更新してからアンインストールし、ターミナルにコマンドを貼り付けて実行すると成功します。
その際にターミナルでエラーが出た場合、「C:\Program Files\WindowsApps」フォルダーの中の「Microsoft.Paint_11.2201.22.0_x64__8wekyb3d8bbwe」フォルダーが削除されてしまった可能性がありますので、再度 7-zip で Windows 11 の ISO を開き、コピーしてからコマンドを実行してください。
バージョン「11.2201.22.0」で現在確認されている不具合及び更新情報
2023/09/18:
バージョン「11.2201.22.0」で現在確認されている不具合をまとめました。
- 日本語表示の場合、一部のフォントで文字を入力後 Enter を押すと、フォントが「メイリオ」に変わってしまう。
- フォントを選択した後に全角文字を入力するとフォントが適用されない
ただ、色の問題がないのでバージョン「11.2304.33.0」よりは使いやすくなっています。
不具合ではありませんが、ペイントアプリのリセットを行うと日本語表示が英語表示になり、日本語表示に必要なフォルダーが「WindowsApps」フォルダーから削除されます。
Microsoft.Paint_11.2201.22.0_neutral_split.language-ja_8wekyb3d8bbwe
上記のフォルダーを Windows 11 の ISO ファイルから取り出して「WindowsApps」フォルダーにコピーし、コマンドを実行すれば日本語表示に戻ります。
更新情報
2023/09/18:
- PC を再起動をするとペイントが起動できなくなる問題は、レジストリ値の編集をすることで解決しました。
- レジストリ値の編集は、数百ある値の中から「11.2304.33.0」を探し、「11.2201.22.0」に変更するという作業になりますので、簡単にできるツールを作成しました。
- 日本語表示にするコマンドを追加しました。
これらの更新に伴い、記事の内容を一部編集しています。













































