先ほど入った情報によると、AMD Ryzen 7000 シリーズの CPU(Zen 4) を搭載した PC に Windows 11 バージョン 22H2 をインストールすると、パフォーマンスに影響する不具合が出る場合があるとのこと。
あるユーザーが「AMD Ryzen 9 7950X」CPU(CPUコア数:16 スレッド数:32)でベンチマークテストを行った結果、AMD SMT オプションを無効にし、より少ない CPUコア数:8 スレッド数:8 でテストした方がパフォーマンスが大幅に上がったそうです。
要するに 8コアの CPU は、よりコア数の多い 16コアの CPU に勝てるということです。
この問題は一部のユーザーからの情報であり、MicroSoft や AMD での対応は不明です。
お使いの PC が AMD Ryzen 7000 シリーズの CPU(Zen 4) を搭載している場合、 Windows 11 バージョン 22H2 へのアップグレード、およびクリーンインストールはしばらく様子を見ることをおすすめします。
先日は Intel CPU、NVIDIA グラフィックボードやプリンターなどでも不具合がありましたね。
Windows 11 バージョン 22H2 では、あらゆる部分で変更が加えられていますので、一部のハードウェアが対応できていないことが原因と思われます。
MicroSoft と各メーカーで連携し、このような重大な問題をなるべく早く解決していただきたいですね。
おそらくこの記事をご覧の方で、Windows 11 バージョン 22H2 をご使用の方は、心当たりがあるのではないでしょうか?
2022/11/02:AMD より
特定のゲームでの AMD Ryzen™ デスクトップ プロセッサの予期しないパフォーマンスの違い、および特定のゲームでの Windows 11 と Windows 10 のパフォーマンスの違いに関する報告を認識しています。現在調査中ですが、これまでのテストに基づいて、さまざまな操作シナリオとゲーム タイトルの OS バージョン間でゲーム パフォーマンスに大きな違いは見られませんでした。
AMD は、パフォーマンスの違いは AMD側の失敗ではなく、ゲーム自体の最適化に関係している可能性があると考えているようです。
AMD は次のように述べています。
ゲーム エンジン、CPU アーキテクチャ、GPU の選択、メモリの選択など、多くの要因がゲームのパフォーマンスに影響します。新しいアーキテクチャが市場に参入すると、コンポーネント ベンダーやゲーム パブリッシャーが対処しなければならないパフォーマンスの異常がよく見られます。これは新しい現象ではなく、偶然でもありません。
つまり、これらの問題はゲームが新しいプロセッサに最適化されていないのが原因であると AMD 考えているようです。
Windows 11 バージョン 22H2 にアップグレードした後、Zen 4 アーキテクチャに基づく Ryzen 7000 シリーズ CPU のパフォーマンスが、ゲームをする際に低下するという問題が報告されていますが、もしもパフォーマンスが大幅に落ちるという現象がある場合、一時的に AMD SMT オプションを無効にすると改善される場合があるとのことです。
コメント(降順)