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解決!「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外してもスリープが解除されてしまう

以前の記事で、マウスを動かすとスリープが解除されてしまう場合の解決法を紹介しましたが、一部の環境では設定後もマウスを動かすとスリープが解除されてしまう場合があります。

解決!スリープ状態の際にマウスを動かすと解除されてしまう

今回は、Windows 10 と Windows 11 で「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外してもスリープが解除されてしまう場合の解決法を紹介します。

目次

スリープが解除されてしまう原因

「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外してもスリープが解除されてしまう原因は「退席中モード」です。(環境によっては効果が得られない場合があります)

退席中モードが有効になっていると、パソコンはスリープ状態に入っても、実際には完全にスリープ状態にならず、まるで片目を開けて昼寝をしているような状態になります。

退席中モードは、電源オプションの「詳細な電源設定の変更」で変更することが出来ます。

しかし、デフォルトではこの項目が隠されていますので、レジストリを編集して表示させる必要があります。

退席中モードの項目がない

電源オプションに退席中モードを表示し、無効にする方法

レジストリの編集

レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。

2.レジストリエディターが開きますので、次のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\238C9FA8-0AAD-41ED-83F4-97BE242C8F20\25DFA149-5DD1-4736-B5AB-E8A37B5B8187
画像クリックで拡大

3.「25DFA149-5DD1-4736-B5AB-E8A37B5B8187」キーを選択した状態で、右側の REG_DWORD値「Attributes」をダブルクリックして開きます。

4.値のデータが「1」になっていますので、「2」に変更して OK をクリックします。

REG_DWORD値「Attributes」

5.REG_DWORD値「Attributes」の値のデータが変更されたことを確認してください。

画像クリックで拡大

6.レジストリエディターを終了し、Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。

7.「powercfg.cpl」と入力して Enter を押します。

8.電源オプションが開きますので、チェックされているプランの右側にある「プラン設定の変更」をクリックします。

9.「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

10.「スリープ」を開くと「退席中モードを許可するポリシー」という項目が追加されていますね。

ここにある「バッテリー駆動」と「電源に接続」をどちらも「いいえ」に変更します。

11.OK をクリックして電源オプションを閉じてください。

一度スリープをしてマウスを動かしてもスリープが解除されなくなったかを確認してみてください。

※マウスのボタンをクリックした場合はスリープが解除されます。

スリープを解除できるデバイスをすべて表示し、解除できないようにする

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