2024/07/09 にリリースされた Windows 10 の更新プログラム KB5040427 および Windows 11 の更新プログラム KB5040442 をインストールした後に BitLocker 回復画面が表示されるバグが発生する可能性があります。
Microsoft が発表したのは 2024/07/23 であり、現在原因を調査中とのことです。
BitLocker 回復画面は、Windows の更新後には通常表示されないのですが、「設定」 の「プライバシーとセキュリティ」> 「デバイスの暗号化」 で「デバイスの暗号化」オプションが有効になっていると、この問題が発生する可能性が高くなるようです。
この問題により、ドライブのロックを解除するために、Microsoft アカウントの回復キーを入力するように求められる場合があります。
※「デバイスの暗号化」は、環境により表示されない場合があり、表示されない場合は利用できません。
「デバイスの暗号化」オプションが有効になっていると、この問題が発生する可能性が高くなるということは、「デバイスの暗号化」オプションが無効であっても発生する可能性があるということですね。
回避策(Microsoft)
回復キーを入力すると、デバイスは BitLocker 回復画面から正常に起動するはずです。
Microsoftアカウントで BitLocker 回復画面ポータルにログインすると、回復キーを取得できます。
https://account.microsoft.com/devices/recoverykey
回復キーを見つけるための詳細な手順は、次のページに記載されています。
影響を受けるプラットフォーム:
- クライアント: Windows 11 バージョン 23H2、Windows 11 バージョン 22H2、Windows 11 バージョン 21H2、Windows 10 バージョン 22H2、Windows 10 バージョン 21H2。
- サーバー: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008。
BitLocker 回復画面が表示される不具合は今回だけではない
BitLocker 回復画面が表示される不具合は以前にもありましたね。
しかも、そのときは BitLocker に対応していない Home Edition で表示されていました。
今回の場合は Home Edition には影響はないようですが、念のため次のページを読んでおくことをおすすめします。
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