先日の記事でお伝えした Windows 11 の更新プログラム KB5028185 の不具合で、インターネットの接続ができなくなるという問題がありましたが、原因がわかりましたので紹介したいと思います。
筆者は最近の更新プログラムをインストールした後に、ネットワークに接続できなくなる不具合を複数台の Windows 11 で確認しています。
タスクトレイのアイコンは、地球儀のアイコンになったり元に戻ったりしますが、接続はできません。
そのたびに Win10/Win11 インターネットに接続できない場合の解決法 で解決していましたが、しばらくすると接続できなくなってしまうことがありました。
KB5028185 に限らず、インターネット接続の問題は 5月以降の更新プログラムから発生しています。
KB5026372、KB5026446、KB5027231、KB5027303 全てでインターネットの接続ができなくなる、または使用中に接続が途切れる可能性があります。
5月以降の更新プログラムをインストール後にネット接続ができない&途切れる場合の解決法
※この方法は Windows 10 にも対応しています。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
explorer ::{7007ACC7-3202-11D1-AAD2-00805FC1270E}
2.ネットワーク接続が開きますので、お使いのネットワークアダプターの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。
3.「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4) 」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
4.「DNS サーバーのアドレスを使う」をチェックし、DNS サーバーのアドレスを入力します。
例えば、筆者はビッグローブ光を使用していますので、ビッグローブの DNSサーバーアドレスを入力します。
DNSサーバーアドレスは、ご利用のプロバイダーの WEB サイトやプロバイダーから送られてきたネットワーク接続の ID、パスワードが載っている書類などでご確認ください。
5.入力が終わったら、OK をクリック>「閉じる」をクリックして「ネットワークアダプターのプロパティ」を終了します。
この時点でネットワーク接続ができるようになっているはずなので、ブラウザーなどを開いて確認してみてください。
タスクトレイのアイコンは、すぐには変わらない場合がありますが、ネットワークの接続が確認できると元に戻ります。
今回のネットワークに接続できない、または途切れる問題の原因は、DNSサーバーのアドレスを自動的に取得できなくなる場合があるところです。
環境にもよりますので、解決できない場合もあります。
その場合は次のページを参考に、更新プログラムをアンインストールして最新の情報を待ちましょう。
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