先日配布されたセキュリティ更新プログラム「KB5025239(22H2用)」及び「KB5025224(21H2用)」のインストール後に起動時間が長くなり、SSD のパフォーマンスが低下するなど、複数の不具合が報告されています。
筆者の環境では問題ありませんでしたが、Windows Lastest によると、Reddit などでは次の不具合が報告されています。
- SSD の性能が低下し、Windows の起動時間が長くなる。
- Windows セキュリティのインターフェイスが壊れており、間違ったエラー報告が表示される。(TPM 2.0 がインストールされておらず、「ローカルセキュリティ機関の保護」がオフのためデバイスは脆弱な状態にある可能性があると)
- 更新プログラムをインストールするとデスクトップのアイコンが反応しない、またはアイコンが一度消えて再度表示される。
- Windows Update が失敗し、役に立たないエラー メッセージが表示される。
- エクスプローラー、タスクバー、およびタスク マネージャーの使用に問題あり。
- 稀にブルースクリーンが表示される。
現在 Microsoft からの不具合の発表はなく、不具合が出るのは一部の環境のみだと思われるので、筆者は先日紹介した記事の内容が関連しているのではないかと考えています。
AMD CPU 搭載 PC で Windows 11 がインストールできない不具合
セキュリティ更新プログラム「KB5025239(22H2用)」及び「KB5025224(21H2用)」には重要なセキュリティ関連の修正(CVE-2023-28252など)が含まれており、更新は必須(深刻度は緊急)といえます。
セキュリティ更新プログラム「KB5025239(22H2用)」及び「KB5025224(21H2用)」は、通常自動で更新されます。
解決法
これらの問題を解決するには更新プログラムをアンインストールすることです。
※更新プログラムのアンインストール後は、更新を一時停止しなければ自動的に更新プログラムがインストールされます。

Win10/Win11 更新プログラムをアンインストールする2つの方法
しかし、更新プログラムのインストールは必須であり、インストールしなければ脆弱性が利用される危険性がありますので、できるだけ更新することをすすめします。
その他の対処法
「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっています。」を解決するには次の記事を参考にしてください。
Win11 解決!「ローカルセキュリティ機関の保護がオフになっています。」の原因
もしもの場合に備えて、次の記事も読んでおくことをおすすめします。
コメント