MicroSoft は、Windows 11 22H2 の機能更新で 6つの教育テーマを導入しました。
しかし、この教育テーマは教育者や学生向けに設計されているため、通常のユーザーは有効にすることが出来ません。
今回は、レジストリを通して通常のユーザーでも教育テーマを有効にできる方法を紹介したいと思います。

レジストリを通して教育テーマを有効にする方法
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
- レジストリエディタの開き方及びバックアップ方法
- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」入力して Enter を押します。
レジストリエディタが開いたら次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\PolicyManager\current\device
「device」キーの上で右クリック>新規>「キー」をクリックします。
「新しいキー #1」の名前を「Education」に変更します。

「Education」キーを右クリック>新規>「DWORD(32ビット)値」をクリックします。

「新しい値 #1」の名前を「EnableEduThemes」に変更します。
「EnableEduThemes」をダブルクリックして開き、値のデータを「1」に変更して OK をクリックします。


レジストリエディタを終了し、一度再起動をします。
Windows にログインをすると、テーマのダウンロードがバックグラウンドで開始されます。
個人用設定に反映されるまでの時間はネットワークのスピードにより変わりますが、ほとんどの場合起動してから 1分ほどで反映されるかと思います。
デスクトップの何もない所で右クリック>「個人用設定」をクリックします。
次のように教育テーマが表示されていますので、好きなテーマをクリックするとテーマが適用されます。



前のテーマが消えてしまったように見えますが、消えてはいませんので安心してください。
個人用設定の下にある「テーマ」をクリックしてみましょう。

少し下にスクロールするとすべてのテーマが表示されます。

先ほど追加したレジストリ値は削除しても構いません。
レジストリ値を削除しても、既にダウンロードされたテーマはそのまま残ります。
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