先日リリースされた Windows 11 の累積更新プログラム KB5034765 のインストール後にデスクトップやタスクバーの表示が遅くなる問題がありましたが、現在 Microsoft により修正したバージョンに置き換えられています。
Win11 KB5034765 はストレスが溜まる?修正された問題と新たな問題
筆者も初めのバージョンの KB5034765 をアンインストールし、置き換えられたバージョンの KB5034765 をインストールしました。
しかし、一部の環境では KB5034765 をインストールした後に Xbox コントローラーを Bluetooth で接続している際にシェアボタンが効かなくなる不具合が出ている(X 旧Twitter)ようで、アンインストールをしたいというユーザーもいるかと思います。
そう考え、筆者も一度アンインストールを試してみようと実行してみました。
しかし、筆者の環境 PC 2台とも、置き換えられたバージョンの KB5034765 をアンインストールすることができなくなっています。
Windows Update の画面から、「更新の履歴」>「更新プログラムをアンインストールする」を表示しても、2台のうち 1台は KB5034765 が表示されておらず、もう 1台は表示されてはいるが、アンインストールをしても復活してしまいます。(削除出来ていない)
wusa コマンドは実行できず(コンピューターに必要なため、アンインストールできません。)、Dism コマンドはエラーコード 0x800f0825 が出て「DISM が失敗しました。」と表示されます。
これが筆者の環境のみなのか、置き換えられたバージョンの KB5034765 のバグなのか、Microsoft が意図的にそうしたのかはわかりません。
また、未だに KB5034765 がインストールできない環境もあるようです。
追記:
どうやら「設定」>「システム」>「ストーレジ」>「一時ファイル」で「Windows Update のクリーンアップ」を行ったのが原因であるようです。
一時ファイルを削除する際には、デフォルトで「Windows Update のクリーンアップ」のチェックが付いている場合がありますので、KB5034765 をアンインストールする可能性がある場合はお気を付けください。
通常「Windows Update のクリーンアップ」では古い更新プログラム(数か月前など)に関するファイルが削除されるのですが、KB5034765 がアンインストールできなくなった PC 2台どちらも KB5034765 のインストール後に「Windows Update のクリーンアップ」を行っていました。
最近の更新プログラムに関するファイルには影響がないと思うのですが、これもバグ?なのかもしれません。
※少しの問題はありますが、KB5034765 では多くの脆弱性に対する修正が含まれていますので、安全のためには必須の更新プログラムです。
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