AMD が 2024/01/23 にリリースしたドライバー AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 をインストールした一部の環境で、GPU 使用率が 100% になる不具合が出ています。
不具合が出ているグラフィックボードは、現在わかっているのが
- 7900 XTX
- RX 7900 XT
- RX 7800XT
- RX 7700 XT
- RX 7600
であり、RX 7000 シリーズのみで起きているようです。
GPU 使用率が 100% になるタイミングはゲームの起動時、またはゲームの終了後であり、それに伴い消費電力が非常に高くなるとのことです。
一部のユーザーは、「AMD Cleanup Utility」を使用してドライバーソフトウェアを削除後に再度インストールしても改善されず、過去のバージョン 23.**.* に戻すことで解決しています。
また、ビデオBIOS(グラフィックボードの BIOS)を更新することで解決しているユーザーもいるようです。
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 には、新しいゲームのサポートや新製品サポート、FPS の向上、既知の問題の修正などが含まれています。
解決された問題
- 一部の DirectML ワークロードではパフォーマンスの低下が観察される場合があります。
- Radeon™ RX 7000 シリーズ GPU 上の特定のモニター (Nixeus NX-EDG274K など) でドライバーをアップグレードした後、断続的に灰色の画面が表示されます。
- 特定の UWP アプリケーションでは、グラフィックス API メトリックが N/A と表示される場合があります。
- Warframe をプレイしているとき、新しいエリアにロードしているとき、またはミッションを開始しているときに、激しい途切れが発生することがあります。
- Call of Duty®: Modern Warfare® III のプレイ中に、煙のエフェクトに黒いアーティファクトが観察される場合があります。
- Radeon™ RX 5600 XT などの一部の AMD グラフィックス製品で Starfield を再生すると、黒いテクスチャのちらつきが観察される場合があります。
- 工場出荷時の設定にリセットすると、断続的にインストールが失敗することがあります。
既知の問題点
AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1
- Radeon™ RX 6900 XT などの一部の AMD グラフィックス製品では、Deathloop のロード時間が長くなる可能性があります。【24.2.1の対象解像度】
- Radeon™ RX 6800 などの一部の AMD グラフィックス製品で RTAO を有効にすると、Dead Space でアプリケーションがクラッシュする場合があります。
- オーバーウォッチ 2 で最初に試合をプレイするときに、過度の途切れが発生する場合があります。 [24.2.1 を対象とした解決策]
- AV1 コーデックを使用して AMD ソフトウェア: Adrenalin Edition から録画すると、オーディオがビデオと断続的に同期しなくなる場合があります。【第2四半期の目標決議】
- Oculus Rift S は、AMD Radeon™ RX 7000 シリーズ GPU 上で緑色の色合いで表示される場合があります。
- システムの再起動後、Radeon™ RX 7900 XTX などの一部の AMD グラフィックス製品で Parsec ホスト アプリケーションがクラッシュする場合があります。【24.2.1の対象解像度】
- Microsoft Teams 会議中、AMD Ryzen™ 7 7840U プロセッサーなどの一部の AMD 製品では、カメラにループ映像が断続的に表示されることがあります。
- 一部のハイブリッド グラフィックス構成では、特にデバイスの 1 つが AFMF をサポートしていないシステムでは、AFMF が不正確に表示されたり、表示されなかったりすることがあります。【24.2.1の対象解像度】
もしも上記のような不具合があれば、グラフィックボードが壊れる可能性がありますので、ドライバーを過去のバージョンに戻すか、新しいバージョンがリリースされていれば更新することをおすすめします。
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